阿佐谷エリア中心の中央線阿佐ヶ谷駅を境に阿佐谷北・阿佐谷南の区域に区分され、さらにけやき並木が南北に通り「中杉通り」として街のシンボルになっています。大正時代あたりから山の手の郊外住宅地としての姿を見せ始め、現在では商店街周辺以外は、閑静な高級住宅街となっている。
世尊院、天祖神社、阿佐ヶ谷神明宮、日本基督教団阿佐ヶ谷教会など趣のある場所多く、名画座「ラピュタ阿佐ヶ谷」や書楽など書店、古書店なども多く文人趣味の漂う街でもあります。
その背景には昭和のはじめごろから井伏鱒二や与謝野晶子、太宰治、火野葦平、三好達治などの文人が住み「阿佐ヶ谷文士村」などと呼ばれている時代もあったそうです。
また阿佐ヶ谷には、 ジャズ喫茶やジャズのライブハウスなどが多くあることから、毎年10月に阿佐ヶ谷駅を中心としてジャズミュージシャンが、街中で演奏する「阿佐谷ジャズストリート」や、昭和29年から開催されている「阿佐谷七夕祭」など様々な顔をもっている街。
地名の由来は桃園川の浅い谷地であった事に由来しているとされ、中世には阿佐ヶ谷氏と呼ばれる一族が支配した「阿佐ヶ谷村」でした。
「阿佐ヶ谷」の地名に『ヶ』を入れるかどうか迷う方も多いと思いますが、1963年に地名としては『阿佐谷』と統一された事になっていて住居表示上では『阿佐谷』となってます。
ただ、いまでも地元の方は「阿佐ヶ谷」と書く方が多いそうです。
『阿佐ヶ谷』を愛すればこそですね。
【JR 阿佐ヶ谷駅 北口ロータリー】